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初めて海外を訪れたきっかけ

2022年11月22日

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 ニュースレター No.134(高橋様/SCD2国内分科会委員) (テーマ:「初めて海外を訪れたきっかけ」)
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皆さま,こんにちは。今年の5月より委員を務めております東北電力ネットワークの高橋です。SCD2国内分科会には結構長いこと携わっておりますが,初めてニュースレターを投稿させていただきます。20年以上も前のことですが,初めて海外を訪れたきっかけをご紹介させていただきます。

私が初めて海外を訪れたのは1998年,場所はアメリカのニューヨークです。今でも趣味で続けているバスケットボール,この競技の最高峰であるNBAで史上最高の選手(G.O.A.T)論争の筆頭に挙げられ,私にとってはバスケットボールにおける「神」であるマイケル・ジョーダン(MJ)という選手がいます。(現在は引退しています。)某有名スポーツメーカからMJのSignature Modelのシューズ(エアジョーダン)が販売されていますので,皆さまも名前ぐらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。当時私は,MJが(2度目の)引退をする前に,目の前でプレーを見たいと漠然と思っていました。ただ,当時の私は今よりさらに英語が苦手で,チケットの手配は勿論,海外に行くにはまずパスポートですよね程度の知識しかないような状態でしたので,この時点では実現できるとは夢にも思っていませんでした。

そうした中,とある筋からNBA FINAL第1戦のチケットが手に入りそうだと連絡を受けたのです。価格を尋ねたところ,逆にいくらまで出せるか問われ,一緒に行くことになった仲間4人(後の私の妻含む)で相談し,出せるところまで頑張ろうということになり,前から7列目のチケットを一人○○万円(4人分で大台の金額)で購入しました。かなりの高額でしたが,今でも全く後悔していません。ちなみに,額面表示は78$でした。(当時も円安傾向で約140円/$ほどだったはずです。)
購入した方からは,現地に行った際,どうやってチケットを手に入れたか尋ねられたら,知り合いからいただいたと答えるように釘を刺されました。現地に行って分かったことですが,手に入れたチケットは企業のVIP用だったようで,お隣に座った方は身なりも観戦マナーもよく,指には優勝リング(NBA FINAL優勝チームメンバーに与えられるリング)のレプリカ(だと思うんですけど)を着けていました。

NBAをご存じの方は,ここである疑問が生じたのではないでしょうか?MJの所属チーム(ブルズ)はシカゴだし,FINALの相手は西のチーム(ユタ ジャズでした)なのに,なぜニューヨークに行くのと?実は連絡を受けたときは,まだブルズは東カンファレンスの決勝を争っており,FINAL出場が確約しておらず,また,開催日も決まっていなかったのです。勝率的に第1戦は相手方(ソルト・レーク・シティ 対戦相手はユタ・ジャズで決まっていました)で行われることは分かっていましたが,日にちも決まってないし,せっかくなので第1戦まで楽しめるのであろうニューヨークがいいのではないかとよく分からない理由で行き先を決定しました。そもそも,この時点でチケットを取ること自体がかなりのギャンブルでしたが,ニューヨーク入りした3日後(だったと思います)に東カンファレンスの最終戦(第7戦)でブルズがペイサーズを下し,結果としては,念願のMJのプレーを最高の舞台で堪能することができました。東カンファレンスの最終戦の様子は日本人観光客のみでは絶対に入らない(たどり着けない)であろうスパニッシュハーレムにあるスポーツバーにニューヨークまでの機内で出会った方の友人に連れて行ってもらい,試合の途中からは,付近のその友人の住居(アパート)に招待いただき,続けて観戦して皆でブルズの勝利と我々の強運に祝杯をあげました。

今にして思うとかなり無計画かつ無防備でしたが,その当時はドメスティックチケットや宿が手配できなかったらどうしようとも思わず,(英語が堪能な仲間に任せきりで)勢いばかりで行動していました。幸か不幸か危険な目にも合わず楽しい思い出ばかりでしたので,良いか悪いかは別にしても,その後の私の海外旅行の基盤(準備は大切なので,しっかりやる。だけど,そのとおりに事は運ばない。その時はまあ,なんとかなるだろうという感覚)につながっているのではないかと思います。

ニューヨークまでの機内での出会い,その出会いによるニューヨーク在住の様々な方々との関わり,ユタ州ソルト・レーク・シティでの出来事,帰りの飛行機の延期など,初めての海外旅行で私的には刺激的な体験もしておりますので,皆さまのためになるかどうかは定かではありませんが,また機会がありましたら,続きをご紹介させていただければと思います。

拙文にお付き合いいただき,ありがとうございました。

(文責:東北電力ネットワーク(株) /高橋 俊晴)