サイトを移動するためのスキップリンクです。
本文へジャンプ
このサイトの共通メニューへジャンプ

海外お役立ち情報

2022年8月23日

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ニュースレター No.131(森様/SCD2国内分科会フェロー)   (テーマ:「海外お役立ち情報」)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
みなさま、こんにちは。NEC  森です。

私は2008年からCIGREに関わらせて頂いております。その前から海外出張をする機会はあったのですが、それ以降勢いがついてかなり色々な国に行かせていただきました。思い返すと荷物がこじ開けられスーツケースが壊れていたとか部屋のコンセントが爆発するとか、気を付けていてもトラブルに合うことが多かったように思います。辺境な地に行ったわけでもなく、よく皆様も行かれるような国にしか行っていないので、海外に行かれる際のご参考になればと思います。

海外に行くと思いもかけずフライトが遅れることはままあると思います。また直行便がない国もあるかと思います。
1つ目はフライト遅延にまつわるものですが、「アライアンスは統一した方が良い」です。弊社では日本発着は日系で取ることを推奨されているので、その時はJAL(ワンワールド)で日本発―パリ、パリで乗り換え現地までをスターアライアンスで行き、現地~フランクフルト(スターアライアンス)、フランクフルト~日本(JAL)の運賃が最安値だったため、このフライトを選びました。ところが帰路現地発便が5時間遅れでの出発となり、その時間がちょうど日本の真夜中の時間帯となったためJALのサポートデスクとも連絡がつきません。祈る気持ちで搭乗し、当方が乗る予定のJAL便の出発5分前に到着したので、何とか乗せてくれないかと思ったのですがかないませんでした。JALより30分前に離陸しているはずのANA便の方はグランドスタッフの方に案内され帰国されたようでした。結局、フランクフルトで一泊することになりました。

2つ目は「機内持ち込みには一泊分の着替えも入れて」です。前述のとおり、フランクフルトで一泊することになったのですが、預入荷物は東京までスルーで預け入れているため空港から持ち出すことができませんでした。空港からかなり離れたホテルまでバスで移動したのが現地23時、ホテルの売店も空いていませんでした。翌日の朝ごはんのチケットは頂きましたが、自販機の飲み物以外買うことができません。一泊分の着替えは常に機内持ち込みにしていたので、翌日21:30発のJALで帰国する時に2日連続で着た服でなくて済みました。

3つめは「可能であればガムテープ一巻きもキャリー」です。ダラスからブエノスアイレスまでのフライトがキャンセルされ、ダラスーメキシコーブエノスアイレスにルート変更してチケットを発券してもらうことになりました。メキシコでは間に合えば22:00の便に乗れる、ということでしたが乗れず、翌9:00の便に乗ることにしてホテルに一泊しました。朝早く空港で手続きをしたのですが、オーバーブッキングで午前の便には載れず、当初予定の翌日22:00の便を確保してもらいました。もう一度ホテルに戻るのにスーツケースを持って移動するのも大変だよね、ということになり空港でチェックイン手続きをし、荷物を預けてホテルに戻りました。そしてブエノスアイレスに到着し、ホテルにようやく到着してみたら当方のスーツケースはファスナーの持ち手が切られ、中を荒らされた状態になっていました。上司のスーツケースも鍵が壊され開かなくなり、バッテリーチャージャーを盗まれた方もいました。そこからオーストラリアを回って日本に帰国するルートだったので、スーツケースに鍵をかけたい。その時同行していた方がガムテープを1巻持っていらっしゃって、それをお借りし、ガムテープでぐるぐる巻きにして無事帰国することができました。そもそもすぐに乗らない場合は荷物を預けない、というのも重要なポイントですが、疲れ果てている時には判断力が鈍ることもあるかと思います。

4つ目は「マスクは多めに、余裕があれば小型のプラズマクラスターも」です。
南半球は季節が逆、こちらの秋ではあちらの春。そんなこともすっかり忘れていたのですが、春の花粉症を持っているのに余分なマスクも持たずブエノスアイレスに到着し、2日目から鼻水と目のかゆみを感じ始めました。当時は5cm×3cmほどの小型のプラズマクラスターを持っていたので首から下げて帰国までしのぎました。この物体はとても優秀で、ロビーでPCを開くと液晶が風呂場の鏡のようになるインドネシアのホテルで、その湿度のためにカビ臭いベッドでも、枕元に置いて眠ることができました。どちらも大量のマスクでもしのぐことができるかもしれないと思います。

初めてフランスに出張した際に体調を崩し、ホテルの部屋の冷蔵庫に鍵がかかっていて、「鍵」も「冷蔵庫」というフランス語も判らず「英語判りません」を繰り返すハウスキーパーさんにペットボトルの水を出してもらうことができなかった経験から、最低限のサバイバル現地語「英語話せますか?」を覚えていくようにしています。これもパリのバス停にいる方に声をかけた際、「いいえ、フランス語とスペイン語なら」と返されてしどろもどろになった経験があります。数々の失敗を経て打たれ強くなった私ですが、最後は「間違えても折れない心」是非キャリーして楽しくご安全なご出張&ご旅行を。

(文責:森 直子/日本電気株式会社)