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一度は訪れる都市「フランス・パリ」

2019年7月23日

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 ニュースレター No.109 (本田様/SCD2国内分科会委員)   (テーマ:「一度は行くべき海外都市」)
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みなさん、こんにちは。九州電力の本田です。
 
 私が12年前に総務省に出向していた時は、OECD担当としてパリに年2回は出張していたのですが、出向から戻って以来、一度も海外に行っていないため最新の状況をお伝えできません。そこで、現在、九州電力から内閣官房、総務省に出向している社員が、パリに出張した時に感じた事などを記事にしてもらいました。

(内閣官房サイバーセキュリティセンター出向 岸 悠司)

 今年5月に出張でパリに訪れました。最近フランス全土で燃料価格の高騰や燃料税引き上げに反対するデモ「黄色いベスト運動」が行われており、特に毎週土曜日はパリ・シャンゼリゼ通りを中心にデモ隊と治安部隊が衝突しているため用心しなければなりません。
その上、(日本では考えにくいですが)パリの日曜日は通常お店が閉まっているため、パリ旅行をする人にとっては土日をどのように過ごすか模索しないといけません。実際に私がパリ入りしたのは日曜日で、夕飯を食べようと店を探すも中々営業している店がなく、彷徨い歩いた末にたどり着いたのはマクドナルドでした(ただし、流石パリ、バンズは日本と異なりサクサクで美味しかったです)。

また外務省より、テロ等の危険性についての注意喚起を目にしていましたが、実際、土産を購入するために立ち寄ったショップ(LA GRANDE EPICERIE DE PARIS)の入り口には警備員が立ち、入店の際に金属探知機のようなもので持ち物をチェックされるなど物々しい雰囲気がありました。

上記のように、最近のパリは少し重いイメージとなっておりますが、ルーブル美術館など素晴らしい観光施設もありますので、是非是非訪れていただければと思います。

 (総務省出向 津村 宜孝)

出張の楽しみ① ~ランチで食べるラムチョップのステーキ~
 私が担当している経済協力開発機構(以下、OECD)の会合は、年2回(5月と11月頃)、パリのOECD本部で開催されており、関係者数名で出張するのですが、現地でのご飯が楽しみの一つです。いくつか来訪したお店のなかで個人的にお気に入りのお店が、OECD本部から徒歩5分にある「Le relais du bois」です。観光客よりも地元の人が通うアットホームな雰囲気のフレンチレストランで、どのメニューも美味しかったのですが、特にラムチョップのステーキがお勧めです。季節(?)によって味付けを変えており、いつ食べても美味しい一品です。現地の物価を踏まえると、比較的リーズナブル(20ユーロ程度)なのも魅力です。その他、5月には旬のホワイトアスパラもおすすめです。ちなみに、メニュー表が分からないときは、カメラ(画像)入力による翻訳ツールを使って調べてました。

■Le relais du bois
住所:1 rue Guy de Maupassant, 75116 Paris, France
公式サイト:
https://www.lerelaisdubois.com/?utm_source=tripadvisor&utm_medium=referral

出張の楽しみ② ~マルシェで食べるガレット~
 もう一つの楽しみは、マルシェで食べるガレットです。OECD本部から徒歩30分くらいの場所に位置するイエナ(Iena)のマルシェは曜日限定(水曜・土曜)で開催されるマルシェです。両側に新鮮な食材(お肉、お魚、野菜、チーズなどなど)が所狭しと並ぶ全長約500mの通りは、歩くだけでも楽しくなります。その一角にガレットのお店があります。トッピングが15種類ほどあり、どれにするかいつも悩んでしまいます。注文すると、一つずつ丁寧に焼いてくれる、アツアツの出来たてを食べると、その日一日頑張れそうです。こちらも機会がありましたらぜひ。ちなみに、マルシェで買えるチーズ(コンテチーズなど)は日本よりもお得で、お土産によく買ってました。

■Iena Marche(イエナ・マルシェ)
住所:Avenue du President Wilson, entre la rue Debrousse et la place d'Iena , 75016 Paris, France
開催日:水7:00~14:30/土7:00~15:00
アクセス: 地下鉄9番線「Iena(イエナ)」より徒歩すぐ



その他 ~最近のパリ事情~
  2017年の秋以降、パリには何度か出張で訪れているのですが、この2年間で変わったところもあります。パリでは、Uber(ライドシェア)、ヴェリブ(自転車)などのさまざまなシェアリングサービスが展開していますが、昨年6月から新たなシェアリングサービスとして、電動キックボードが開始しました。事前にスマホにアプリをインストールし、登録しておけば、いつでも乗ることができます。料金は、毎回起動時(アンロック時)に1ユーロ、その後1分ごとに0.15ユーロかかります(Lime社の場合)。こちらのサービスは、路上に乗り捨てるステーションフリー方式なので、最近はパリ市内の色んなところで目にするようになりました。実際に使ってみたのですが、手続きも簡単で、快適な移動手段でした。最近はルールを見直す動きもあるようなので、乗る際は最新情報を入手することをお勧めします。
 
 もう一つは、「黄色いベスト運動」です。昨年末から始まった現政権に対する抗議デモで、週末になると、各地で黄色いベストを着た人々による活動が現在も続いています。私が出張した週末もシャンゼリゼ通りが封鎖されるなど、各地で影響が出ていました。大体は街中を行進する普通のデモですが、一部で過激化する傾向があり、日本のデモとの違いを感じました。街中から黒煙があがっているのが見えて、あとでニュースを見ると、パリの老舗カフェが放火の被害に遭っていました。。

 まだまだ、紹介したいことはありますが(今年で20回目を迎える(コスプレをしたフランス人に出会える)ジャパン・エキスポ・フェスティバルなど)、またの機会にお話したいと思います。皆様どうもありがとうございました。

(文責:本田/九州電力株式会社)